2018/11/06

181106 津金昌一郎 / 『科学的根拠にもとづく最新がん予防法』 読書グラフィ 今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

★津金昌一郎 / 『科学的根拠にもとづく最新がん予防法』


※学びが多かったので、特に印象に残ったところをメモ。


●日本人のがんの原因

・男性

 喫煙(能動)29.7%、感染症要因 22.8%、飲酒 9.0%・・・

・女性

 感染症要因 17.5%、喫煙(能動) 5.0%、飲酒 2.5%・・・


●禁煙をした人を年数ごとに分けて肺がんの発生率を比較したところ、

 たばこをやめてから20年以上は非喫煙者とほぼ同等という結果が出ています。


●「農薬を使った野菜を食べ続けるとがんのリスクが高まる」という

 『データは基本的にありません』


※研究がなされているかについて記述がないのでグレーと認識。



●漬物、干物などの塩蔵食品を多く摂ると胃がんのリスクが高くなり、

 脳卒中は塩蔵食品というよりは

 ナトリウムの摂取量が問題になることが浮き彫りになりました。


●「こげ」の発がん性については、

 動物実験を人間にあてはめると、大量の焼けこげを食べ続けるようなもの。

 研究もまだ充分とは言えません。


●保存肉としての食肉加工品には、

 ニトロソ化合物という化学物質が含まれており、

 これが大腸がんのリスクを高めるのではないか、と言われています。


●コーヒーの抗がん作用については数多くの報告があるものの、

 いずれも科学的根拠が完璧に揃っているわけではありません。


「可能性あり」というのが現実的で、

 コーヒー嫌いの人にすすめられるほどの確かな証拠はまだありません。


●緑茶の抗がん作用について、疫学研究は、数えるほどの報告しかありませんし、

 証拠不十分というところ。さらなる科学的根拠が求められています。


●味噌汁やイソブラボンを多く摂取するグループは、

 少ないグループより乳がんリスクが低いことが判明しました(特に閉経後)。


 いっぽう、前立腺がんに対して、イソブラボンは、

 前立腺内にとどまるがんの発生リスクは低減させたものの、

 前立腺の外まで広がる進行がんリスクを『高める』という結果になりました。


 イソブラホンについても科学的根拠はまだ不完全であり、

 今後のさらなる研究が待たれています。


●身体活動量(METs)とがんの関係

 身体活動量が多い人ほど、リスクが低いことが示されました。

 部位別に見ると、

 男性は 結腸がん、肝臓がん、膵臓がん

 女性では 胃がん のリスクが低下しています。


 しかし、運動ががんを予防するといっても、

 激しいスポーツなどはおすすめできません。

 激しい運動は体内に活性酸素やフリーラジカルを発生させ、

 逆に細胞を傷つけてしまう可能性があるからです。


●厚生労働省 健康づくりのための身体活動量基準2013(が最新っぽい)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/undou/index.html


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●USPSTF(アメリカ予防医療サービス作業部会) 科学的根拠にもとづいた推奨

・Aグレード

 総合的利益が大きいことは確実なので推奨する


 50-75歳 大腸がん検診

 21-65歳(3年ごと)、30-65歳(5年ごと) 子宮頸がん検診

 HPV検査



・Bグレード

 総合的利益が中程度であることは確実、

 または中程度から大きいことはおそらく確実なので推奨する


 50-74歳(2年ごと) マンモグラフィーによる乳がん検診

 55-80歳 重度喫煙者か禁煙後15年以内の重度喫煙者に対する低線量肺がんCT検診



・Cグレード

 総合的利益が少なくても小程度はあるのがおそらく確実なので、

 一律ではなく利益が期待できる個人に対して推奨する。


 76-85歳 大腸がん検診

 50歳未満(2年ごと) マンモグラフィーによる乳がん検診



・Dグレード

 総合的利益がない、あるいは、

 不利益が上回ることがおそらく確実なので推奨しない。


 自己触診の指導による乳がん検診

 85歳以上 大腸がん検診

 21歳未満、65歳以上 適切な検診を受けてきた高リスクでない子宮頸がん検診

 PSA検査による前立腺がん検診、卵巣がん検診




●厚生労働省


・40歳以上の男女 年1回 胃、肺、大腸がん検診

・20歳以上の女性 年1回 子宮頸部

・20歳以上の女性 2年に1回 乳房の検診



●見つける必要のないがんもある →検査や治療のストレスのほうが大きい

・治りやすい

・(がんになっても)死亡率が低い など


←→ ただし、あくまでも
   治らない、死亡に至る『確率が低い』ということに注意。 


●厚生労働省 がん診療連携拠点病院等(等って何!?)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/gan/gan_byoin.html

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□津金昌一郎『がんになる人 ならない人』

□津金昌一郎『食べものとがん』

□鶴見隆史『「酵素」の謎』

□伊藤裕『臓器の時間』

□岡本卓『本当は怖い「糖質制限」』









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