★平山賢一 / 『「増やすより減らさない」老後のつくり方』
□チャールズ・エリス『敗者のゲーム』
●実質株価指数
=名目株価指数 / 消費者物価指数
●値上げすることのできる企業は、高インフレ期でも強い。
●インフレ率上昇期の資産配分のまとめ
(1)株価指数に連動する運用では、
「買うチカラ」を減らす可能性があるため、
組入比率を抑制し、
エネルギーや資源株に投資するファンドや
アクティブファンドなどを活用数r。
(2)債権投資は避けるべきだが、
物価連動国債については、金融資産の中核として保有したい。
定期預金をする場合は、
定期の期間を短期にし、物価連動国債の比率を高めることが望ましい。
(3)買うチカラを拡大するために、
コモディティ価格連動ETFを加えることも考えられるが、
金融商品の特性を考えると、
ポートフォリオ(投資対象の組み合わせ)の一部にとどめるべき。
●インフレ率の上昇期には物価連動性の高い株式、
インフレ率 低下期には、景気連動性の高い株式を選択する。
●インフレ率低下期の資産配分
(1)株価指数が高くなり、高い収益率が期待できるため、
株価指数に連動するパッシブ運用中心で、
「買うチカラ」の漸増(ぜんぞう)を目指す。
株式投資の魅力が最も高いのはこの時期なので、
株式投資の上限比率を高めに設定する。
(2)株式投資比率上限を高めにするタイミングは、
インフレ率がピークアウトするのを待ってから。
(3)金利低下が続くことが想定されるため、
定期預金をする場合は、定期の期間を長期に。
年金世代は物価連動国債の比率を抑えて、長期債への投資で、
「買うチカラ」の漸増に努めたい。
●インフレ率安定期の資産配分
(1)株価大暴落の危険性が高い。
株式のリターン(収益率)が二極化し、
過度に売り込まれた割安な銘柄などに選別投資(バーゲンハント)する
アクティブ運用が有効。
(2)しかし、次のインフレ率上昇期を見越して、
積立投資の株式比率を減らすなどして、
「買うチカラ」の減退に強い金融資産に移行する。
バーゲンハントした株式も回復してくれば長居は無用。
徐々に、物価連動国債への投資へと移行したい。
(3)利回りの高い債権と、利回りの低い債権の格差が拡大していれば、
投資のチャンスだが、縮小してしまえば長居は無用。
インフレ率安定期は割り切りが重要。
●ウォーレン・バフェット
「我々がすべきことは単純だ。
他人が強欲なときに臆病になり、
他人が臆病なときに強欲になりさえすればいい。」
□平山賢一『ハートで感じる長期投資の始め方』
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