2018/11/02

181102 花田信弘 / 『白米が健康寿命を縮める~最新の医学研究でわかった口内細菌の恐怖~』 読書グラフィ 今日読んだ本

読書グラフィ 今日読んだ本

★花田信弘 / 『白米が健康寿命を縮める~最新の医学研究でわかった口内細菌の恐怖~』


※主題と副題間の距離がありすぎて中身が想像しづらいが、学びが多い。


●ここ数年の技術の発達で、

さらにさまざまなことが、詳しくわかってきました。


ある人の歯周病細菌の種類は、

その人の足の動脈硬化部位から採取した歯周病細菌と同じであること、


アメリカの若者に3週間、歯みがきをしないでいてもらう実験をしたところ、

血液中の細菌毒素が増えすぎてしまったこと、


リウマチや脳梗塞の疾患の部位から口腔細菌に関する物質が検出されたこと、


さらには血管の疾患だけでなく、がんや認知症、糖尿病などにも

口腔細菌が関与していること~などです。



●口腔内細菌は、一晩でも歯みがきをしないで眠ると、確実に増殖し、

虫歯の穴や、歯と弱った歯茎のすき間から血管内に入り込み、

血液と一緒に全身を巡ります。


血管に入り込んでからも毒素を吐きながら自己増殖をくり返すという、

とても恐ろしい性質を持っているのです。



●年齢や歯みがきのレベルによって異なりますが、

この口腔内常在菌と呼ばれる細菌の7割程度が平素無害菌、

いわゆる日和見菌(ひよりみきん)や善玉菌で、

残りの3割が歯周病細菌などの悪玉菌です。


悪玉菌がいても、善玉菌が7割以上というバランスを維持できて入れれば、

口腔内の健康は保たれます。


ところが、歯周病や虫歯があると、

悪玉菌である歯周病菌や虫歯菌などの口腔内細菌が増えてしまいます。


これらの悪玉菌は、歯の表面に張りつくような状態で、

「バイオフィルム(細菌がスクラムを組んだように

くっついて溜まっている状態)」を形成し、どんどん増殖していきます。



●歯原性菌血症

口腔内の傷口から血管内に細菌が侵入する現象。


●エンドトキシン

毒性が比較的弱い歯周病菌グループの内毒素。

サイレント・ディジーズ(静かな疾患)。

約10年から30年近くかけて、静かに、しかし深く、慢性炎症を進行させていくため。


慢性炎症はあらゆる生活習慣病の原因です。

ひそかに進んだ慢性炎症から、

高血圧症や糖尿病などの生活習慣病、認知症やリウマチを発症してしまったら、

もう手遅れという場合が多いからです。



●とくに危険な菌種「レッドコンプレックス」3つ


・ポルフィロモナス・ジンジバリス

・トレポネーマ・デンティコーラ

・タンネレラ・フォーサイシア



●人は血管動脈とともに老いる。



●(LDLコレステロールが悪いのではなく)

動脈硬化の本当の犯人は、血管に起こる炎症だ、ということがわかってきました。

LDLコレステロールは、

その炎症による血管の損傷を修復するために、

細胞膜の材料を届けにきていただけだということがわかってきたのです。



●炎症の4徴候

発赤、熱感、腫脹(しゅちょう)、疼痛(とうつう)

現在では、「機能障害」も含めて、「炎症の5徴候」ともいいます。



●厚生労働省 健康日本21 6つの生活習慣

栄養、運動、休養、喫煙、飲酒、歯の健康

http://www.kenkounippon21.gr.jp/




●生活習慣病のリスクファクターとしての大きさは、

歯原性菌血症がメタボリック・シンドロームに並ぶということは、

ほぼ間違いないだろうというところまで来ています。



●慢性炎症巣はおもに体の中に2か所あります。

内臓脂肪と口腔内の歯周病菌


内臓脂肪がなぜ炎症を引き起こすかといいますと、

脂肪細胞を免疫細胞(マクロファージ)が日常的に破壊するので、

内臓脂肪の細胞からは炎症物質が慢性的に分泌されるからです。



●日本人の食事摂取基準

タンパク質やビタミンなどは、1日の必要量の目安が表示されています。

ところが、糖質は特に、必要量などは明記されていません。


主食なのに、必要量が記されていない。


その理由は、本当は外から摂取する必要はないからです。


必須脂肪酸や必須アミノ酸は、体内で合成できませんから、

一定量を食品から摂取する必要があります。

しかしながら、グルコース(糖質)は、

肝臓で合成できる成分ですので、あえてとる必要もない、ということです。



●必須アミノ酸 桶の理論 すべてが必要


人間の細胞を作るアミノ酸は20種類です。

そのうち9種類が食べ物から摂らなければならない必須アミノ酸です。


一つでも足りないとタンパク質が合成できない。



●オメガ3脂肪酸

血管の健康を保つために、とくに大切な必須脂肪酸。


血管の劣化を防ぐ細胞膜を構成している成分ですので、

細菌が血管に侵入したとしても、

血管にプラークが形成されるのを防ぐ働きをしてくれます。


また、炎症を抑える働きがあり、

血管の健康だけでなく、歯周病自体も改善してくれます。



●炭水化物をとるのであれば、

食物繊維が多く含まれていてGI値の低いものを選び、

砂糖や白ご飯などはなるべく避ける、ということが大切になります。


白ご飯は、素早く消化されて十二指腸と空腸ですべて吸収されます。

したがって、急激な血糖値の上昇が起きます。

すると体はたくさんのインスリンを分泌し、そこで血糖値が下がります。


このとき、急に眠たくなったり、集中力が削がれたりする状態に陥りやすくなります。

ランチのあとに眠くてたまらないという人は、

昼食に丼物やラーメンなど、糖質に偏った食事をしていないか振り返ってみてください。



●砂糖は、保存可能なエネルギーとしては、最高なのです。

なぜなら、変質しない。

実験室にも砂糖(スクロース)がありますが、

10年前の砂糖が、そのまま試薬で使えます。

純粋に精製した砂糖であれば、

1000年くらいはもつかもしれないといわれます。


ただし、日常的にとりすぎることは、

健康を損ねることにつながるといいたいのです。



●歯には4面ある。

歯の表と裏だけであれば、

毎食、繊維質の多い野菜を30回程度噛むような習慣があれば、

じつはそれだけでも歯はきれいになります。


問題は、表と裏ではないほうの、「左右」の面、

つまり「歯のすき間」にあたる面です。


いくら歯の表と裏をみがいても、

左右の側にバイオフィルムをつくってしまってはいけません。

歯ブラシで歯を磨くよりも、

歯間ブラシや糸ようじで歯のすき間を常にきれいにしておく

ことのほうを心がけることが肝心です。


口腔環境の中でも、舌の奥の白い「舌苔(ぜったい)」も

きちんと掃除をしてほしい部分です。

傷つけないようにやさしくブラシで落としていただくとよいでしょう。



●歯科医院のPMDC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)だけでは菌血症を治療することはできません。

3DS(スリー・ディー・エス)除菌という菌血症に非常に有効な処置。


口腔内のバイオフィルムを外来で物理的に取り除いたあとで、

毎朝、歯みがきのかわりに、

歯形をとって作ったトレイに殺菌消毒薬を塗布して5分間装着する、

ということを習慣にする、という方法です。



●3DSセラピー

虫歯、歯周病、インプラント歯周病の予防はもちろん、

全身疾患の予防を含めた治療システムを確立し、実施歯科医院で展開。



●弘法大師が伝えてきた「身口意(しんくい)」の「三業(さんごう)」

身体の「身」に「口」、そして意識の「意」と書きます。


真言密教の行においては、

「身」とは手で印を結ぶこと、

「口」とは口で真言を唱えること、

「意」とは瞑想することだとされています。


これを一般の社会では、「健康に生きる」ということに当てはめて考えられています。

つまり「身」は身体、「口」は言葉、「意」は心、

と置き換えられるのですが、


「口」は言葉を発する場所であると同時に、食べ物の入り口でもあります。

身口意の「口」は、

口そのものの環境を清らかにしておくことの大切さも含まれたでしょう。


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□花田信弘『オトナこそ歯が命』

□花田信弘『もう虫歯にならない』

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□斎藤糧三『慢性病を根本から治す 「機能性医学」の考え方』

□宗田哲男『ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか』

□松永桂子『ローカル志向の時代 働き方、産業、経済を考えるヒント』

□若新雄純『創造的脱力 かたい社会に変化をつくる、ゆるいコミュニケーション論』

□齋藤孝『遊ぶ力は生きる力 齋藤式「感育」おもちゃカタログ』

□明智カイト『誰でもできる ロビイング入門 社会を変える技術』






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