★ウエイン・W・ダイアー(著)、渡部昇一(訳) / 『「頭のいい人」はシンプルに生きる―「快適生活」の方法』
●ウォルト・ホイットマン『草の葉』
動物とともに生活できたらいいなと思う。彼らは落ち着いていて無口だ。
長い間、立ったまま私は彼らに見とれてしまう。
彼らは、自分たちの境遇について、悩んだり、泣きごとを言ったりはしない。
彼らには、暗闇で眠れぬ夜はなく、罪に涙することもない。
彼らは、神への務めを討論して、私をうんざりさせることもない。
誰も不満に思うことなく、誰も物欲に狂ったりはしない。
誰も他のものや、何千年も前に生きていた同族のものをたてまつることはしない。
誰もこの地球上で恰好(かっこう)をつけたりするものはなく、また不幸なものもいない。
●(前略)妻は、彼が感じているのと同じように感じることは決してできない。
だから、妻が自分を理解し、「一心同体」であることを
常に期待するのはやめなければならない、と思うようになった。
そして、彼の妻もまた孤独な存在であることを知り、
彼は肩の荷を下ろすことができた。
彼はそれまで、たえず妻を理解しようと努めてきた。
彼女の感じていることを、同じように感じようと努力してきた。
しかしこれからは、理解できないからといって
むやみに罪悪感など感じることはないのである。
(中略)
彼は、自分以外の人間に心の底まで理解してもらおうとするのは
愚かなことなのだと悟った。
人間は多くのものを分かち合うことで、互いに近づくことができる。
けれども、本当は相手の表面しか知ることができない、
それがわかったのである。
●「他人との比較」に泣き寝入りしない実践テクニック(の一つ)
・自分も”他人との比較”グセがついていないかをチェックする。
・何かと比較するようなことを言おうとしている自分に気づいたら、
口に出す前にやめてしまうことだ。
そうすれば、あなたの周囲にいる人たちが、
つられて同じような比較を持ち出してくることもなくなるだろう。
・例 「誰々のように」、「私だったら」、
「私は~しない」、「あなたが私にそうした」等
●私がこれまで見てきた人間関係の中でもっとも美しかったのは、
相手の一挙手一投足を分析するのではなく、
お互いのありのままの姿を認め合う関係である。
(中略)
本当の愛とはどんな状態を言うのかを、もう一度考えてご覧なさい。
そして、自分は愛している人のありのままの姿を
どれだけ受け入れているのかを確かめてみることだ。
(中略)
大切なのは、カップルは二人の別個の人間であるということだ。
したがって、互いに完全に理解し合うということは不可能だし、
また、望むべくもないことなのだ。これが真実である。
だから、互いにありのままの姿を受け入れなさい。
そして、自分の人間関係をあれこれ切り刻んで分析し、
改善しようと「取り組む」努力などやめることだ。
互いを固有な存在、個性的でユニークな存在にしておくことだ。
●いつもみんなに理解される必要はない。
自分には自身のことを他人に理解させる責任がある、
という考えはおやめなさい。
そして、もし誤解されているのならば、
ときには自分が誤解されているときっぱりと相手に告げるのだ。
相手が誤解しているからといって、
あなた自身やあなたの人間関係に欠陥があるわけではない。
だから、理解できないと言われたら、
ちょっと肩をすくめて微笑むように心がけなさい。
※ちょっと肩をすくめて微笑むことができるようになりたい・・・
●エマソン『自信』
「偉大であるということは、誤解されるということである」
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