★松下幸之助 / 『道をひらく』
●素直に生きる
逆境であれ、順境であれ、
その与えられた境涯に素直に生きることである。
謙虚の心を忘れぬことである。
素直さを失ったとき、
逆境は卑屈を生み、
順境は自惚れ(うぬぼれ)を生む。
ただその境涯に素直に生きるがよい。
素直さは人を強く正しく聡明(そうめい)にする。
●日々是新(ひびこれあらた)
年があらたまれば心もあらたまる。
心があらたまればおめでたい。
正月だけがめでたいのではない。
心があらたまったとき、
それはいつでもおめでたい。
きのうはきのう、きょうはきょう。
きのうの苦労をきょうまで持ち越すことはない。
「一日の苦労は一日にて足れり」というように、
きょうはまたきょうの運命がひらける。
毎日が新しく、毎日が門出である。
●辛抱する心
どんなに求めても、
美ならざるもの、正ならざるものは、
やはりなくなりはしない。
だからこそ、おたがいに辛抱ということが大事なのである。
寛容の精神が大事なのである。
いい人もいるけれども、
よくないと思う人もなかなかなくならない。
それが世の中というものであるならば、
辛抱と寛容の心がなかったら、
いたずらに心が暗くなるばかりで、
この世の住みにくさを嘆くだけであろう。
いい人ばかりではない。いろんな人がいる。
だからおたがいに、いますこし辛抱と寛容の心を養いたいものである。
>>>楽天ブックスでチェック。(楽天市場・楽天ポイントシステム・送料無料)
>>>Yahooショッピングでチェック(Tポイントシステム)
0 件のコメント:
コメントを投稿