★デール カーネギー(著)、香山晶 (訳) / 『道は開ける』
●ラインホルト・ニーバー博士
神よ、我に与えたまえ、
変わらないことを受け入れる心の平静と、
変えられることを変えていく勇気と、
それらを区別する叡智(えいち)とを。
●避けられない運命には調子を合わせよう。
●ノーマン・ヴィンセント・ピール
「あなたは、あなた自身で考えているとおりのあなたではない。
だが、あなたの考えていることは、あなたそのものだ。」
●フランス 大哲学者 モンテーニュ 人生訓
「人間は起こることよりも、
起こることをどう評価するかによってひどく傷つくのだ」。
そして起こることをどう評価するかは、
私たちの心一つにかかっている。
□ジェイムズ・アレン『思索する人』
●シビル・F・パートリッジ 今日だけは
(1)今日だけは、幸福でいよう。
リンカーンは「たいていの人々は、自分で決心した程度だけ幸福になれる」と言ったが、まったくの至言である。
幸福は内部から生じる。外部の事柄ではない。
(2)今日だけは、自分自身をその場の状況に順応させて、
自分の欲望のためにすべてを順応させることを控えよう。
自分の家族も仕事も運も、あるがままに受け入れて、自分をそれに合わせよう。
(3)今日だけは、体に気をつけよう。
運動をし、体を大切にし、栄養をとろう。
肉体を酷使したり、軽視することは慎もう。
そうすれば、体は意のままに動く完全な機械になるだろう。
(4)今日だけは、自分の精神を鍛えよう。
何か有益なことを学び取ろう。
精神的な無精者にはなるまい。
努力と思考と集中力を必要とするものを読もう。
(5)今日だけは、魂の訓練のために三つのことをしよう。
誰かに親切を施し、気づかれないようにしよう。
ウィリアム・ジェイムズが教えているように、
修養のために少なくとも二つは自分のしたくないことをしよう。
(6)今日だけは、愛想よくしよう。
できる限り晴れやかな顔をし、穏やかな口調で話し、礼儀正しくふるまい、惜しげなく人をほめよう。
他人の批判やあら探しを慎み、
他人を規則でしばったり、戒めたりすることをやめよう。
(7)今日だけは、今日一日だけを生き抜くことにして、
人生のあらゆる問題に同時に取り組むことをやめよう。
一生の間、続けるとしたら、嫌気のさすような問題でも、十二時間ならば我慢できる。
(8)今日だけは、一日の計画を立てよう。
処理すべき仕事を一時間ごとに書き出そう。
予定どおりにはいかないかもしれないが、ともかくやってみよう。
そうすれば、二つの悪癖~拙速と優柔不断と縁が切れるかもしれない。
(9)今日だけは、たった一人で静かにくつろぐ時間を三十分だけ生み出そう。
この時間を使い、時には神について考えよう。
人生に対する正しい認識が得られるかもしれない。
(10)今日だけは、恐れないようにしよう。
特に幸福になることを恐れたり、美しいものを楽しむことを恐れたり、
愛することを恐れたり、私の愛する人が私を愛していると信じることを恐れないようにしよう。
●私たちは聖者と違って自分の敵を愛するのは無理かもしれない。
けれども、自分自身の健康と幸福のために少なくとも敵を許し、忘れてしまおう。
これこそ賢明というものだ。
孔子も言っている。
「虐待されようが、強奪されようが、忘れてしまえばどうということもない」。
私はアイゼンハワー元帥の令息ジョンに向かって、
あなたのお父さんは今までに恨みを抱いたことがあるだろうかと質問したことがある。
「いいえ」彼は答えた。
「父は一分間といえども、自分の好まない人間のことを考えながら無駄な時間を過ごしたことはありません」
「怒れない人は馬鹿、怒らない人は利口」という古いことわざがある。
(中略)
バーナード・バルークといえば、
六人の大統領~ウィルソン、ハーディング、クーリッジ、フーヴァー、ルーズヴェルト、トルーマン~
から絶大な信頼を寄せられた大統領顧問であったが、
私は彼に対して政敵の攻撃に手を焼いたことはなかったかと尋ねたことがある。彼は、
「誰一人として私を侮辱したり、手を焼かすことなどできないよ。
そんなことは私がさせないからね」と答えた。
誰一人として侮辱したり、手を焼かすことはできない、私たちがさせない限り。
●この世で愛される唯一の方法は、
自分から愛を要求しないことであり、
返礼を期待せずに愛情を振りまきはじめることなのだ。
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