★大前研一 / 『テクノロジー4.0 「つながり」から生まれる新しいビジネスモデル』
●マルチプル
現在の株価が今年の収益の何倍なのかを示し、
マーケットで企業の価値がいくらと見られているかを表す指標。
企業の時価総額を企業収益で割ったもので、
これを1株あたりに換算したのが、株価収益率(PER)。
●Fintech
・家計管理の自動化サービス
レベルマネー、ミント(イントゥイットが買収)、ディジット
・人工知能を使った資産運用
パーソナルキャピタル、ベターメント、シグフィグ
・証券取引仲介の価格破壊
ロビンフッド
・スマホを基盤にした手軽な決済支援・小口送金
ペイパル、スクエア、トランスファーワイズ
・顧客のデータ分析を駆使した融資ネット仲介・消費者金融
レンティングクラブ、アヴァント、プロスパー、ソーシャルファイナンス、レンディングホーム
●日本のFintech
・モバイル決済・送金
インフキュリオン、コイニー、メタップス、ベイス、ラインペイ
・家計・資産管理
マネーフォワード、マネーツリー、ザイム
・投資・資産運用
お金のデザイン、ウェルスナビ
・会計・業務支援
フリー、メリービズ、スマイルワーク
・融資・クラウドファンディング
クラウドクレジット、マネオ、アクシュ
・ブロックチェーン・仮想通貨
ビットフライヤー、オーブ
・セキュリティ技術
リキッド、バンクガード
●デジタル・ウェルス・マネジメントサービスを提供している企業
・ヴァンガード、チャールス・シュワブ、イー・トレード、ベターメント、
ウェルスフロント、パーソナルキャピタル、フューチャーアドバイザー、シグフィグ
●ブロードキャスティングからポイントキャスティングに
●位置情報の市場規模
2012年の時点で約20兆円だったが、2020年には約62兆円にまで拡大する見込み。
総務省『G空間xICT推進会議報告書』
http://www.soumu.go.jp\menu_news/s-news/01tsushin01_02000105.html
●amazonの物流ロボット
https://ww.youtube.com/watch?v=UtBa9yVZBJM
●位置情報のリスク要因
(1)個人情報
携帯電話の位置情報をなんらかの形で他社に送信、Cerberus(ケルベロス)問題
(2)ロケーションハラスメント
Please Rob Me、Girls Around Me
(3)プライバシー
カレログ、ストリートビューへの映り込み
●IoT事例 タクシーのワイパーをネットにつなぎ、客を拾う
ワイパーの動作状況で降雨を知り、お客さんを拾いに行く。
→タクシーが集まりすぎてビジネスとして成立しなかった。
●面白いアイデアのセンサーを搭載したデバイスは多いが、
IoTを活用してビジネスとして収益が上がるのかどうか微妙なものも多い。
▼家庭用ソーシャル・ロボット
・感情認識ヒューマノイドロボット「Pepper」
・おしゃべりロボット「OHaNAS」
・ファミリーロボット「JIBO(ジーボ)」
・園児見守りロボット「MEEBO(ミーボ)」
▼センサーを搭載したデバイスの事例
・排泄予知ウェアラブル「Dfree(ディーフリー)」
・動きに合わせて光るシューズ「Orphe(オルフェ)」
・スマート縄跳び「SMART ROPE」
・スマートトイ「Moff Band(モフバンド)」
手を上下に振る動作に合わせて模擬的に楽器を演奏できたりする。
●商品企画は、「製品」から「サービス・プラットフォーム」へと
発想領域を拡大する必要がある。
●エストニア X-road と呼ばれるシステム
高度な電子政府や電子行政サービスの中で重要な役割を果たす。
●西部開拓時代、祖国を捨ててアメリカ大陸に来た人たちは、
退路を断ち、先を競って西部最前線に向かいました。
今必要なのは、まさにそれであり、
デジタルコンチネントに移っていくためには 退路を断たなければなりません。
このデジタルコンチネントこそが自分の生きる場だという覚悟があれば生き残れますし、
誰かが連れていってくれるのを待っているような人間は、
ミシシッピ川を渡ることができず、対岸に残されている、
ということになるのではないでしょうか?
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